Eternal Snow(以下エタスノ)第一部全体プロローグ、及び祐一編計15話をお届けしました。

私はこの作品で、ファンタジー・クロスオーバー・オリジナルキャラ・設定改変・主人公最強(?)という
あらゆる意味で無謀といえる要素を詰め込んでいます。
こういった内容の作品は多々嫌われるのですが、私自身が嫌いでないためにあえて挑戦しました。
ご気分を害された方にはここで改めて謝罪します。
とは言え、私自身が『書きたい』という思いでおりますのでこれからも書いていきたいと思っています。
もし、『読んでやってもいい』と思って頂ける方がおりましたら宜しくお願いします。

先述の通り、エタスノにはあらゆる要素が組み込んであります。
どの作品にも含まれているのですが、Kanonはそれが実に顕著です。
Kanonの場合、『悲しいことが無かった』というテーマで書いています。
そのため、『存在しないキャラ』や『ありえない性格、設定』が成立しているのです。

『こんなのKanonじゃない!』というのは重々承知しております……が、書かせて下さい。

まずは『倉田一弥』についてです。
原作において『倉田佐祐理の弟』という位置付けで存在した彼ですが、キャラそのものは完全なオリジナルで作成しています。
そもそも本編で彼は死んでおりますし、年齢も佐祐理の二つ下ではありません。
他サイト様の考察等を見ると、おそらく佐祐理から見て五つ程下だというのが一般見解です。
ならば『何故二つ下に設定したか?』ということになるのですが、私がその設定に萌えているとしか説明できません(爆)
もっと具体的に言いますと、私の中で『一弥&祐一=義兄弟』みたいな公式がありまして、どうしても一弥に『兄さん』という単語を使わせたかったのです。
で、年齢を五つ下にすると、学校で『兄さん』というセリフが使い辛そうだな〜というのがありましたので、あえて佐祐理の二つ下にすることで『祐一の一歳下』という構図を成立させました。
そのまま主人公格に上げたのは私の趣味です。
とにかく、一弥の存在によって佐祐理は『自己嫌悪していない』わけです。

次に『水瀬賢悟』です。
彼も当然原作にはいないキャラです。
『秋子さんの悲しい出来事……夫を失った』という見解の元、『もし夫が生きていたら……』
という前提の上でキャラを作ってみました。
名前の由来は『秋子=賢母』というイメージが私にありましたので、字面と語呂の良さで『賢悟』と致しました。
彼の性格コンセプトは『優しい』です。
予定では秋子と共に祐一達を見守る人となるはず、です。

次に『川澄舞』です。
彼女の場合は、『魔物がいない』というIFです。
舞という少女が寡黙になった原因はその異能と偏見だと思っています。
ですがエタスノ世界において能力というのは一般化している概念であり、
能力を持っていてもおかしくはない……つまり彼女が疎外される理由は無いと考えた結果
Kanon原作においての少女時代の舞のままでいこう、ということになりました。

次は『水瀬真琴』です。
ご承知の通り、原作では『沢渡真琴』という名前ですが、原作ラスト直前の『おかあさん』という彼女のセリフを体現させ、『いっそ本当の娘にしてしまえ』というコンセプトによって、名雪の妹にしてしまいました。
よって、彼女の正体が狐ということはありません。
ちなみにこの後書きを書いている段階で、『さわたりまこと』が登場する予定はありません。

次に『月宮あゆ』と『水瀬名雪』です。
彼女達は原作のメインヒロインですが、祐一は彼女達との悲劇は経験していません。
あゆの両親の死、七年前の事故と雪うさぎの出来事が無かったもの、として物語を成立させています。
ある意味、彼女達二人は変化がないかな〜と私は思っています。
その分祐一には別の悲劇があったわけですが…………。

大体はこんなところでしょうか?
他にご質問等ありましたら掲示板やメールでお願いします。
下手の横好きで開始した作品なので、あらゆるご不満があると思います。
ページ量も少なく、良いところのない作品だと思うのですが、宜しければお付き合い願います。

最後になりますが……このエタスノ、長編です。
最終話プロットは浮かんでいるのですが、正直そこに到達するまで何話かかるか不明です。
この後書きを書いている時点で、102話まで完成しております。
が、第一部はまだ終了していません。
ちなみにそこまで多いのはページ数が少ないのが理由です。
遅筆ではありますが、極力早くUPしていきたいと思っていますので、どうぞ宜しくお願いします。


作者 神室儀
 




inserted by FC2 system